浮き汚れ・地汚れ


明日のためにその3
何はなくとも水を絞るべし。これ、印刷における基本なり。

症状

非画線部の比較的薄い汚れ全般を指す。

浮き汚れはプレートクリーナーで版面を拭くだけで解消することもあるが、地汚れは対応が遅れると対処不可能になる場合もある。

また、一見印刷物には問題ないように見えるが、用紙 全体がうっすらと色づいてしまっていたり、意外な場所にポツンと汚れがあったりしてクレームとなる場合もあるので要注意。

オフセット印刷の基本中の基本である「最小限のインキと水でバランスを取る」ことが出来ればまず大丈夫。

原因

  • インキの過乳化。
  • H液の濃度が不適当 (低すぎると非画線部を洗浄できなくなり、高すぎるとインキの乳化 を促進する)。
  • ニップ圧不良。
  • 給水ローラーの汚れ・劣化。
  • 版 - ブ ラン ケ ット 間 の 圧 が 強 す ぎ る 。 
  • 刷版の現像不良、ガム引き不良。 
  • 用紙中、インキ中の成分が湿し水に溶け込んで版面を汚す。 
  • 用紙の種類によっては版面を摩耗することがある。

※トラブル解決方法については「 info@lohas-print.com 」までお問い合わせください!